【海外連載】三宅先生、3年間の留学お疲れ様でした
2026.8.31
奈良県立医科大学産婦人科学講座、博士研究員の竹田善紀です。
三宅先生とともにこの海外留学連載を続けさせてもらっていましたが、ついに三宅先生が留学を終えられて日本に戻られました。この連載としても、一つの節目を迎えたような気がします。
三宅先生は僕にとって、ひと足先に海外留学を経験していた身近な友人です。僕の留学が決まった時に色々と情報をくれて本当に助かりましたし、色々と相談できる心強い存在でした。3年間の留学、本当にお疲れ様でした。
彼とは奈良県立医科大学産婦人科に入局する前の初期研修時代から、同じ系列病院にいたため交流があり、思い返してみれば長い付き合いになります。僕が初期研修医の時に参加した奈良医大産婦人科入局説明会では、知り合いがいなくて所在なさげにしていた僕にささっと近づいてきてくれて、「同じ系列病院ですよね。僕も産婦人科考えてるんです!」と気さくに声をかけてきてくれたのを思い出します。非常に行動力のある先生で、いつも「さすが三宅氏やなー」と感心させられています。
今回僕がアメリカに来た時も、到着後すぐに連絡をくれてビデオ通話で話をしました。僕が「あーついに到着したわー」的な話をすると、三宅先生は「本当に準備とかおつかれさまでした。ついに着きましたね!」と労ってくれました。そしてすぐさま「じゃあ、会いに行きますので日程を調整しましょう!」と言ってくれた時は、「さすが三宅氏やなー」と彼の行動力にまた脱帽したのでした。
日程はすぐに決まり、2026年2月にテキサスに来てくれました。直接会うのは、彼が日本に一時帰国していた時に食事に行った2024年7月ぶりだったので約1年半ぶりです。ヒューストンの空港からガルベストンまでの車の道中はお互いの近況報告をしあい、テキサスとカリフォルニアの違いなど話はつきません。空港からガルベストンまでの1時間半はあっという間に過ぎ、家に到着。すでに夜だったので、初日はそのまま就寝しました。
次の日は朝から車でガルベストンをドライブしがてら、僕の所属しているUniversity of Texas Medical Branch (UTMB) の研究室を見てもらいました。僕の研究室は、2人の研究者で一区画を使うような形で小分けに区切られており、それぞれの区画に実験を行うベンチが設置されています。三宅先生の大学では、ベンチがずらっと並んでいて、他の研究室のメンバーとも壁がないスタイルということでした。同じアメリカの研究室でも、色々な違いがあることがわかり、たくさん気づきがありました。
その後は観光です。せっかくヒューストンまで来てもらったので、ヒューストン宇宙センターへ行きました。
アメリカに来てすでに3ヶ月が経っていましたが、出不精の僕はあまり観光に行ったりはしていなかったため、僕にとっても初のヒューストン宇宙センターです。お互い同世代ということもあり、昔見た映画「アポロ13」などの思い出話をしながらツアーや見学を楽しみました。

その後はガルベストンに戻り、地元のクラフトビール醸造所であるGalveston Island Brewingへ。夕暮れの道を散歩して帰ったあと、自宅でゆっくり語らい合いました。それぞれの留学の話、研究室の話、アメリカでの生活の話、アメリカでのお得情報や失敗エピソードなど、話はつきず、気づけば真夜中になっていました。
次の朝にはもう帰りの飛行機!空港まで彼を送り、さよならしました。2泊3日でしたが、滞在時間は1日半くらい。乗り継ぎ便で来てくれたので下手したら移動時間のほうが長かったのでは!?忙しい中、会いに来てくれて本当にありがとう。三宅先生の行動力に感謝です。
今回自分が海外留学をするにあたって、すでに留学を経験している友人が身近にいてくれたことは、本当にありがたかったと思っています。先ほど触れた準備の件もそうですが、全く新しい環境に身を置くと、余裕がなくなってしまい色々と視野が狭くなってしまいます。自分の置かれている環境が世界の全てのような気分になり、時に不安に押しつぶされそうになります。そんな時にふと、同じように海外留学をしている友人と話をして、お互いの状況を客観的に見合って「いっしょやなー!」とか「ぜんぜんちゃうやん!」とか言い合えることが本当に救いになっていました。
行動力に加え、気遣い力を有している彼は、訪問の際にお土産を持ってきてくれました。サンディエゴのおすすめコーヒーショップの豆と彼の所属していたUniversity of California, San Diego (UCSD)のマグカップです。すっかり愛用させていただいていて毎日このマグカップにコーヒーを入れて一息ついたあと研究に向かっています。海外留学を終えた友人に思いを馳せながら、自分のこの留学も良いものになればよいなと願いつつ日々過ごしています。
ありがとう三宅先生、そして3年間本当にお疲れ様でした。
