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【海外留学連載】入局おめでとうございます

2026.4.30

奈良県立医科大学産婦人科学講座、博士研究員の竹田善紀です。

 

ブログを書かせてもらうようになってから、奈良県立医科大学産婦人科学講座のホームページを以前よりもよく見るようになりました。

4月になり、大学や関連病院の先生方の異動を目にする中で、ふと新入局員の先生方の名前が目に留まりました。

 

その中に、見覚えのある名前が二人。

 

僕が大学院生として奈良県立医科大学産婦人科で研究をしていた頃、リサーチクラークシップで研究室に来てくれていた学生さんたちでした。

 

リサーチクラークシップ(通称リサクラ)は、医学科2回生が研究室に一定期間所属し、研究に触れる実習の一つです。彼らが来てくれていたのは、今から6年前のことになります。

 

当時、僕は大学院2年目で、研究が全くうまくいかず、正直かなり迷走していた時期でした。博士号取得のプレッシャーの中で焦りやフラストレーションばかりが募り、研究に対して前向きな気持ちを持てていなかったように思います。

そんな中で、彼らに研究を教える立場になりました。

 

最初は基本的な実験手技に触れてもらっていましたが、次第に自分の中でも余裕がなくなり、手術見学や臨床の話で時間をつないでしまっていた記憶があります。直接言葉にしていなかったとしても、研究に対する葛藤や不安は、僕の態度や雰囲気に滲み出ていたのではないかと思います。

彼らがあの時どう感じていたのか、少し怖さもありますが、今となっては聞いてみたい気もしています。

 

こうして振り返ると、当時のリサクラの記憶が思いのほか鮮明に残っていることに気づきます。自分の状況を客観的に見つめる機会が多く、その分、当時の経験が強く印象に残っているのかもしれません。

 

リサクラは、指導する側にも影響を与える実習だったのだなぁと、今になって実感しています。

 

振り返ってみると、あのうまくいかなかった時期があったからこそ、その後の出会いやご縁が生まれ、今の海外留学へとつながっているのだと感じています。本当に人生は何が起こるかわからないものです。

 

そうしたご縁の中で、リサクラを通じて出会った彼らと、こうして同じ分野で再び関われることをとても嬉しく思います。そして、今回新たに入局された先生方とも、今後お会いできることを楽しみにしています。

 

今回は海外留学の内容からは少し離れましたが、今後はこうした留学に至るまでの道のりについても、時折お話しできればと思います。

4月も終盤に入り、ガルベストンもだんだんと暑くなってきました。

ガルベストンの茶色い海とともに、暑さに負けず頑張っていきたいと思います。

では、また2ヶ月後に。