令和7年度奈良県産婦人科医会総会・学術講演会
2025.9.24
2025年8月30日に令和7年度奈良県産婦人科医会総会・学術講演会が開催されました。奈良医大からは産科からMCDZ双胎(二卵性一絨毛膜二羊膜双胎)、婦人科から子宮留膿症の子宮破裂の症例報告をそれぞれ行いました。県内の産婦人科医師らから活発な質問や議論があり、有意義な時間となりました。
他に思春期外来、月経外来、ユースクリニックの取り組みなどのご発表もあり、若年層の産婦人科受診へのハードルの高さ、どうアプローチするかなど大変勉強になりました。
特別講演では、富山県立中央病院母子医療センター長・産婦人科部長の谷村 悟 先生にお越しいただき、『子宮内膜症を虞、命を繋ぐ―深部病変とP抵抗性―』のタイトルでご講演頂きました。子宮内膜症と精神疾患の関わり、深部病変に対する手術療法や、プロゲスチン製剤とGnRHアナログ製剤の使い分けなど、谷村先生の豊富な知識や経験に裏付けされた、広く、かつ深いご講演の内容でした。明日からの診療に活かせる内容も満載で大変勉強になりました。ありがとうございました。