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教授
木村 文則
Fuminori Kimura
出身大学 滋賀医科大学
卒業年  1993年

超一流になるため全力でサポートします

 はじめまして。奈良県立医科大学産婦人科学講座教授の木村文則です。 この度は、当科の入局・研修にご関心をお持ちいただき、誠にありがとうございます。
 我々は、本院である奈良県立医科大学附属病院を中心に奈良県および大阪府下に優良な関連病院を有し婦人科腫瘍、周産期医療、生殖内分泌など、幅広い分野において最先端の医療を提供しており、高度な専門知識と技術を習得できる環境を整えています。
 また、大学ならではの充実した研究体制も整っており、臨床と研究の両面で活躍したい先生方を積極的にサポートしています。医局の雰囲気は非常にアットホームで、若手医師の育成にも力を入れています。先輩医師からの丁寧な指導はもちろんのこと、症例検討会や勉強会などを通して、切磋琢磨しながら成長できる環境です。
 先生方が将来、産婦人科医としてどのようなキャリアを築きたいのかに基づいて、その目標達成を全力で支援することをお約束いたします。

准教授
川口 龍二
Ryuji Kawaguchi
出身大学 奈良県立医科大学
卒業年  1996年

婦人科診療と研究への(いざな)

 産婦人科では、婦人科がん(卵巣がん、子宮頸がん、子宮体がん)をはじめ、良性腫瘍(子宮筋腫、卵巣腫瘍)、子宮内膜症、そして骨盤臓器脱などの疾患を幅広く扱っています。
 当院は県内唯一の都道府県がん診療連携拠点病院に指定されており、抗がん剤を扱う腫瘍内科、放射線治療科そして緩和ケアチームと連携してガイドラインに準拠した集学的治療を行っています。他の診療科との連携もスムーズで、合併症をもった患者さんの治療にも対応可能です。
 手術療法では、従来の開腹手術や腟式手術に加え、腹腔鏡下手術やロボット支援下手術といった最新技術を積極的に取り入れ、患者さんの負担を減らす低侵襲な治療を提供しています。また、研究面に関しても婦人科がんを中心に基礎的および臨床研究を婦人科チーム全体で取り組んでおります。
 最先端の手術手技を学び、実践できる環境が整っていますので、産婦人科に入局して一緒に質の高い医療を提供しましょう!

講師
前川 亮
Ryo Maekawa
出身大学 山口大学
卒業年  2001年

新しい命の誕生を喜び合うチームの一員に

 当院の周産期部門は、県内唯一の総合周産期母子医療センターとして、超早産の分娩、重度の周産期合併症や合併症妊娠に対応しています。胎児診断にも力を入れており、診断に基づいて新生児科と出生前からカンファレンスを行い、胎児期から新生児期へのシームレスな医療を提供しています。
 また、研究活動にも注力しており、データ解析技術や機械学習を用いて、妊娠高血圧や絨毛膜羊膜炎などの母児の予後を増悪させる課題について研究を行っています。
 周産期医療は産科救急とも呼ばれるほど緊急対応のスキルとチームワークが求められる分野です。私たちは定期的に急変シミュレーショントレーニングを実施して緊急時に適切な対応ができる力を養うとともに、このような活動を通して、チーム全員が支え合う、誰もが働きやすい環境づくりに努めています。医師としても人としても共に成長しながら、新しい命の誕生を心から喜び合える医療を目指しましょう。

助教
木村 麻衣
Mai Kimura
出身大学 滋賀医科大学
卒業年  2008年

他県から奈良医大へ、3児の母にもなりました

 当院のホームページを見てくださりありがとうございます。私は他県で専門医を取得したのちに入局しましたが、まず感じたことは各分野のバランスの良さと和気あいあいとした雰囲気でした。臨床と研究のどちらも経験できることはもちろん、臨床の場においては最先端の医療を学びつつ、スタンダードな診療ができるように研鑽を積むことができると思います。科をあげて若手の育成を目標としているため、きっと笑って悩んで感動して、多くの刺激ある研修生活を送っていただけるのではないでしょうか。また、私は入局後に出産し子育てに追われながらも、他の先生方のおかげで働きやすい環境で勤務させていただいています。出産で悩む女性医師はもちろん、さまざまな立場、働き方に対し柔軟な医局だと思います。ご興味を持っていただいた方はぜひ見学に来てください。お待ちしています。

2025年2月 寄稿

助教
前花 知果
Tomoka Maehana
出身大学 奈良県立医科大学
卒業年  2016年

社会人大学院生生活を過ごして

 当教室には8人の社会人大学院生がおり、私は現在4年生です。腫瘍関連の基礎研究や腫瘍・周産期領域の臨床研究に取り組み、成果の出た研究に関しては学会発表や論文執筆を行ってきました。
 大学院入学までは臨床研究に興味があり、基礎研究は性格上向かないと考えておりましたが、いざ開始してみると基礎研究で成果を得られることに喜びを感じ、大学院に入学することで研究と向き合う貴重な機会を持てて良かったと感じております。
 当教室では臨床経験を積み、自分の中で興味のある研究分野が定まる卒後6年目頃に社会人大学院に入学することが一般的ですが、前後して入学する医局員もいます。また医局員の大学院入学は必須ではなく、より研究に注力したいと考えて入学する人が多いです。
 大学院の4年間には、基礎研究、臨床研究ともに行い、4年目に研究の成果を論文として報告しています。詳細な研究内容については研究紹介のページをご参照ください。

2025年2月 寄稿

医員・専攻医
車野 晃大
Kodai Shano
出身大学 札幌医科大学
卒業年  2022年

どこで産婦人科をスタートするか、本当に大事な見学

 学生実習でお産を見た際に、なんて素敵なんだと感銘を受け、そこから産婦人科医になると決めました。大学、初期研修を札幌で過ごし、実家が関西で、関西圏での専攻医プログラムを探していました。その中で知り合いがいた奈良医大に見学に来ました。上級医の先生方が和気あいあいと手術をされている姿を見て、自分もここで研修できたらなと思いました。また、見学後に木村教授とお話しした際に、「先生の好きなことやりたいことがあれば全力でサポートします。僕になんでも言ってください」とおっしゃっていただきました。この言葉と医局の雰囲気がよかったのも相まって、そのまま入局を決めました。入局後も産科、婦人科と交互にローテートし、上級医の先生方のご指導の下で多くの経験を積むことができ、充実した日々を送ってます。医局の雰囲気や専攻医が実際どういう働き方をしてるのか等は実際見学しないと伝えきれない部分も多いかと思います。まずはぜひとも、見学にお越しください。

2025年2月 寄稿