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抄読会(母体の妊娠初期の貧血と児の先天性心疾患との関連)

2025.8.9

2025年8月5日の夕方に医局で抄読会が行われました。

奈良医大産婦人科では毎週金曜日に抄読会等を行い、最新の知見について共有・議論しています。

 

牧野先生が母体の妊娠初期の貧血と児の先天性心疾患との関連を扱った最新の論文について発表されました。

 

Nair, Manisha et al. “Maternal Anaemia and Congenital Heart Disease in Offspring: A Case-Control Study Using Linked Electronic Health Records in the United Kingdom.” BJOG : an international journal of obstetrics and gynaecology vol. 132,8 (2025): 1139-1146. doi:10.1111/1471-0528.18150

 

英国の大規模電子カルテデータを用いた症例対照研究で、妊娠初期に貧血がある母体では先天性心疾患の発症リスクが約1.5倍高いことが示されました。特に、プレコンセプション期から妊娠初期にかけての母体の栄養状態が胎児発育や周産期予後に影響することが明らかとなり、早期からの栄養介入の重要性が再認識されました。

 

当院ではプレコンセプションケア外来を開設しており、現段階では主に慢性疾患を有する妊娠可能年齢の女性を対象としています。診療では疾患管理のみならず、栄養状態の評価や指導も行い、健康な妊娠と安全な出産に向けた支援を行っています。

 

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